胃炎・胃潰瘍・ピロリ菌
胃炎・胃潰瘍・ピロリ菌
「みぞおちのあたりがキリキリ痛む」「胃がいつも重苦しい」「黒っぽい便が出た」といった症状はありませんか?
これらの不調の背景には、「胃炎」や「胃潰瘍(いかいよう)」、そしてその最大の原因である「ピロリ菌」が潜んでいる可能性があります。これらは放置すると胃がんに進展するリスクがあるため、正しい原因を知り、早期に治療することが大切です。
胃の内部は、食べ物を消化するために非常に強力な「胃酸」で満たされています。通常、胃の粘膜は強力な粘液のバリアで守られていますが、何らかの理由でこのバランスが崩れると、胃酸によって自分自身の粘膜が傷つけられてしまいます。
慢性胃炎: 胃の粘膜に持続的な炎症が起き、粘膜がじわじわと薄くなっていく状態(萎縮性胃炎)です。
胃潰瘍: 炎症がさらに深く進み、胃の粘膜が深くえぐれてしまった状態です。食事中や食後にみぞおちが痛むのが典型的な症状ですが、悪化すると出血して「黒い便(タール便)」が出たり、胃に穴が空いて激痛が走ったりすることもあります。
胃炎や胃潰瘍を引き起こす最大の原因が、胃の中に棲みつく細菌「ピロリ菌」です。
ピロリ菌はアルカリ性のアンモニアを作り出すことで、強い胃酸の中でも死なずに生き残ることができます。この菌が長年にわたって胃に棲みつくと、粘膜を攻撃し続け、慢性胃炎から胃潰瘍、そして最終的には「胃がん」を引き起こす土壌を作ってしまいます。
当院では、まず胃内視鏡検査(胃カメラ)でお腹の中を直接観察し、胃炎や潰瘍の程度を確認するとともに、ピロリ菌の感染の有無を調べます。 もしピロリ菌が陽性であれば、「除菌治療」を行います。
ピロリ菌除菌の流れ 胃酸を抑えるお薬と、2種類の抗菌薬(抗生物質)を1日2回、7日間続けて服用するだけです。正しく服用すれば、約8〜9割の方は1回目で除菌に成功します。不成功の場合でも、お薬を変えた2回目の治療でほとんどの方が除菌できます。
除菌に成功すると、胃炎や胃潰瘍の再発率は劇的に下がり、将来の胃がんリスクも大幅に減らすことができます。
胃の痛みやもたれを「いつものことだから」「ストレスのせい」と市販の胃薬で済ませてしまう方は少なくありません。しかし、ピロリ菌による慢性的な炎症は、市販薬では根本解決できません。
当院では、過去に苦しい思いをされた方でも安心して受けられるよう、「鼻からのラクな胃カメラ(経鼻内視鏡)」や「うとうと眠っている間に終わる鎮静剤を使用した検査」を行っています。お腹の不調が続く方、健診でバリウム検査の異常を指摘された方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
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